弁護士の転職|弁護士の採用・求人情報を探すコツ

仕事探し

司法制度改革の影響により弁護士が増えた一方、法律を考慮した対応が求められる職域も広範囲に及び、様々な場面で弁護士の力が求められるようになりました。
そんな時代の流れを背景に、自分に合った仕事環境と出会えるかどうかが弁護士にとっても非常に重要になってきています。
今回は、弁護士が職場環境を選ぶ上で重要なことを、求人情報の探し方を中心にポイントを交えながら解説していきます。

弁護士が採用・求人情報を探す上で重要なポイント

弁護士が転職活動を行う際、採用・求人情報を探す上で重要なことはどんなことでしょうか。応募する際に知っておくべきことや重要なことを解説していきます。

自分に合う採用・求人情報に出会うための3原則

よい職場との出会いはご縁次第と、結婚相手選びに例えられることもよくあります。とはいえ自分に合った採用・求人情報に出会うためには、必ず抑えておきたい3つの原則があります。
一般的な転職でも押さえておかなければならないことに加えて、弁護士ならではのポイントもあります。情報収集を進める前段階できちんと意識しておきましょう。

多くの情報を集める

転職はどれだけ情報収集できたかが成功のカギを握ります。自分が求める求人に辿り着くためには、少しでも多くの情報に触れることが必要です。
ピッタリ条件に合う仕事とはなかなか見つからないものですが、妥協せずに根気よく探し続けましょう。
継続力・持続力は弁護士に求められる力です。

質の良い情報を探す

情報量もさることながら、情報の質も非常に重要。玉石混交の大量の情報の山を、漫然とやみくもに探し続けるのはとても非効率的でもあります。
信頼できるソースで情報収集を行うことで、質の良い情報を探しましょう。
法律事務所求人専門のWEBサイトや、士業系に強いエージェントサービスを利用するのもひとつの方法です。

自分の指針を持つ

経済活動の複雑化・グローバル化の進展などもあり、弁護士の仕事は一昔前と比べても大きく広がりました。
こうした社会の変化に伴い、弁護士求人の内容も非常に多様化しています。
こうした環境下、弁護士として仕事をしていく上で「何を優先したいのか」「どんな働き方をしたいのか」をハッキリ意識しておきましょう。
自分の理想を明文化してメモに起こし、転職活動中、いつでも見れるようにしておくこともおすすめです。ハッキリとした軸を保ち“ブレる”ことなく理想に合った採用・求人情報を選ぶ助けとなります。

求人情報を探す方法

求人情報を探す方法はさまざまですが、弁護士の求人を探すために最適な方法とはどんな方法でしょうか。それぞれの方法のメリットやデメリットに触れながら、具体的に解説していきます。

インターネットを利用する

場所や時間を選ばずに求人内容の比較検討が簡単にできるインターネットは、効率が良くて便利な方法と言えるでしょう。
弁護士がインターネットで採用・求人情報を探す方法としては、以下のようなものが上げられます。

転職支援サービスに登録する

弁護士の求人情報を探すには、弁護士専門の転職支援サービス等のエージェント・人材紹介会社を利用するのは、有効な手段のひとつです。サービスに登録すれば、非公開求人を紹介してもらえたり、給料や勤務地等の勤務条件に関する転職先との交渉をキャリアカウンセラーが代行してくれることもあります。

法律事務所のホームページを見る

法律事務所のホームページに掲載される求人情報をチェックしましょう。
ホームページから直接応募する場合、応募のフォーマットが決まっていない場合が多く、自分の実績・経験を自由な形でアピールできる点は大きなメリットとも言えます。

弁護士会のホームページで探す

弁護士会に採用・求人の募集を掲載している法律事務所もたくさんあります。弁護士会の中には、登録しておくと求人を検討している法律事務所からオファーがくる『求職者登録制度』を求人しているところもあるので、試してみる価値はあるでしょう。

紙媒体の求人情報を利用する

あらゆるものがデジタル化した現在では、転職活動もインターネットを利用するのが主流になりました。しかし、アナログならではの良さもあります。

新聞の求人欄

求人媒体として新聞を利用するメリットは、毎日のように求人広告が掲載されているため手軽に情報を収集できる点にあります。中でも、朝日新聞には法律関係の求人が特に多く掲載される傾向があります。
ただし求人広告はあくまで新聞の一部でしかなく、法律事務所の弁護士求人に限定するとなると、他の求人媒体と比較して情報量は極端に少ないと言えます。

タウン誌

タウン誌には様々な職業の求人情報が掲載されています。弁護士の求人が載ることはあまり多いとは言えませんが、地域密着の仕事を探しているのであれば、タウン誌をチェックするのもひとつの手段と言えるでしょう。

人脈を活用する

知り合いの弁護士や友人の紹介で就職先が決まることも往々にしてあります。特に、つながりのある弁護士から直接の紹介であれば、採用につながる可能性は高くなります。
当然ですが、転職先探しに人脈を活用できるのは、きちんとした人脈・人とのつながりを持っている人だけです。
友人関係はもちろんのこと、職場の方や取引先など、日頃から、人とのコミュニケーションを大事にして過ごし、周囲との信用をきちんと構築していくことが人脈づくりの第一歩です。
最近はSNSなどを通じて、友人の友人、その先の知り合いといった、つながりの先の情報が流れてくることも。人脈の活用は明確な手段として意識できる環境が整ってきているとも言えるでしょう。

アンテナを高く持ち、多角的に情報を探すのが重要

昨今、弁護士が活躍するフィールドの拡大に伴い、弁護士のニーズも増えています。そのため、いろいろな広告媒体に求人が掲載されていますが、転職をする際には様々な手段を用いて多角的に求人情報を探すことが重要と言えます。

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