応募時のマナーを守って法律事務所に就職しよう

履歴書を書く

採用担当者は、応募書類の内容だけでなく応募時のメールのやりとりからや封筒の宛名や送付状まで注視しています。法律事務所では書類の作成業務が多い事から、法律事務職としての適性があるかを応募時に判断しているのです。選考は書類を送る段階から始まっているとことを意識し、気を抜かずしっかり対応しましょう。

応募書類を郵送する時の注意点

求人情報の中で、応募書類の送付方法は一般的に郵送を指定されていることが多いです。ビジネスマナーとして、応募書類を郵送する際に覚えておく必要がある内容はいくつかありますので、きちんと把握しておきましょう。

求人内容をよく確認し書類を揃える

事務所によって応募方法が異なるため、まずは求人内容をよく確認しましょう。応募書類を郵送する前にメール、電話が必要なところがある一方、「メール、電話はご遠慮ください」と記載されていることもあり条件は様々です。全て確認してから応募するようにしましょう。

履歴書・職務経歴書を作成する

応募書類は履歴書と職務経歴書の2種類です。これらは2つセットですので、どちらか一方だけを送らないよう気をつけましょう。社会人経験のない新卒の人は、職務経歴書欄にアルバイトなどの経歴を書くよいでしょう。

送付状をつける

ビジネス文書を郵送する際、挨拶文と送付書類を記した送付状を一番上に添付して送ります。形式は手書きでもパソコンで作成してもどちらでも構いません。書く内容の形式はほぼ決まっており、インターネットで検索すると例文が出てきます。

封筒の宛名を書く

封筒に記載する宛名は採用担当者の名前、もしくは名前が分からない時は「採用担当者様」「採用担当御中」としましょう。また採用担当者が弁護士の場合は「採用担当者 弁護士 ○○ 先生」としておきましょう。封筒には赤ペンで「履歴書御中」と記載します。

応募書類をメールで送信する際の注意点

最近はメールに応募書類を添付する形式で受け付ける企業や法律事務所も増えてきました。郵送よりも手軽に素早く応募書類を送ることができるという利点がありますが、メールで送る際の注意点がいくつかありますのでみていきましょう。

メールで応募書類を送付するためには

まず自分専用のメールアドレスを作りましょう。早いレスポンスが求められるため、すぐに返信のできるアドレスを準備することが大切です。また採用担当者に良い印象を与えるためにもメールはこまめにチェックしましょう。メールのやりとりの段階で採用担当者は見ているということを忘れてはいけません。

ビジネス用のアドレスを作成する

メールアドレスはプライベートのアドレスと区分し、ビジネス専用のアドレスを作成しましょう。名前と誕生日を組み合わせるなど、無難で判りやすいアドレスの方がよいでしょう。Gmailなどのフリーアドレスでも問題ありません。

件名に配慮する

メールの本文に気を配るあまり、件名を記入せずにうっかり送信しないよう注意しましょう。またメールを受け取る側が内容を瞬時に判断することができるよう、「法律事務職への応募について」など適確な件名にすることが大事です。

本文以外に宛先と自分の名前を記入する

メールの本文以外に、冒頭には法律事務所名と採用担当者名を記入しましょう。また末尾には自分の氏名、連絡先の電話番号、メールアドレスを書いておきます。複数の転職先に応募する際は、メールアプリケーション内の署名機能を利用すると便利でしょう。

添付ファイルにパスワードを設定しない方がよい

履歴書と職務経歴書をメールに添付して送付する際、個人情報が流出することを心配しファイルにパスワードを設定して送信する人がいます。しかし法律事務所は採用担当者や弁護士が忙しくパスワードを入力し開く行為が手間になることがあり、書類選考が後回しにされることにもなりかねません。ファイルはパスワードを設定せずに送った方がよいでしょう。

法律事務所への就職・転職で応募時のマナーが大事な理由

一般企業でも同じことが言えますが、応募の段階で選考は始まっています。特に法律事務所では応募時のマナーで法律事務としての業務適性を判断することもありますので、事前に基本マナーをしっかりと備えておきましょう。

法律事務職はビジネスマナー・スキルが重要

法律事務所では弁護士はもちろん、多くのクライアントと接する機会が一般企業の事務職よりも多いでしょう。応募時のマナーで社会人としてのビジネスマナーやビジネススキルがあるかをシビアに判断されます。

法律事務職は社会経験のある人を重視

パラリーガルなどの専門業務の場合、法律事務職の募集では経験者が有利です。しかし法律知識をそれほど必要としない弁護士秘書や法律事務の場合、社会経験やパソコン操作、来客対応など必要なビジネススキルを身につけた人を重視するでしょう。

経験者でもビジネスマナーが欠けている人はNG

どんなに法律知識や経験が豊富でも、応募時にビジネスマナーが欠けていると思われる人は採用されることは難しいでしょう。法律知識や業務内容は事務所に入所してから徐々に覚えることができますが、ビジネスマナーはすぐに身につくものではありません。

面接までたどり着くには応募書類が通らないといけない

採用されるまでには、一時選考の書類選考を経て二次選考の面接で決まることがほとんどです。能力があっても書類選考で落とされては意味がありません。応募の段階から最大限の注意を払いましょう。

弁護士事務所は忙しいので煩わせない

大抵の弁護士や弁護士事務所で働く人は忙しいものです。応募書類を見やすいように体裁を整えて作成し送付する気配りが必要です。必要な場合を除き、電話で応募内容を問い合わせることは避けた方がよいでしょう。

応募書類は完璧に作成すること

法律事務の仕事は極力ミスが許されない仕事です。応募書類の誤字脱字はもちろん許されないことですが、履歴書に添付する写真の選定や職務経歴書の書き方など、全てにおいて完璧に仕上げましょう。

応募時のマナー=社会人としてのマナー

応募書類を通じて業務の適性も判断される

応募時のマナーは社会人としてのマナーにも通じます。特に新卒の方は書類の書き方、メールの送り方など、きちんとした作法を身につけて就職活動に臨みましょう。
法律事務所への転職を考えている方は、応募時のマナーで法律事務としての適正も判断されますのでしっかり準備しましょう。また法律事務所によってもそれぞれ応募方法が異なりますので応募方法を入念に確認することが大切です。

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